どんな時に口座凍結される?知らないとマズイFX業者の常識

FXを始める際には、FX用の口座を開設するのが通例ですが、これがある理由によって突然凍結される!ということがあるとかないとか…。これについて今回は見ていこうと思います!

凍結って何?

口座が凍結されると、具体的には取引活動を行うことができなくなる状態を指します。しかし、大体の場合、資金の出金や清算は可能となっています。持っているポジションを決済したあと、ある種の理由で口座が凍結されることが時折あります。この状況は、システムの不具合とは異なり、FXを提供する会社の判断によって生じるものです。

どんな時に凍結されるの?

この点が一番気になるところであり、知っておかなければならないことかと思います。さて、一体どんな時に凍結されるのでしょうか。

①口座の名義が本人のものではない場合

FXを継続的に取り組んでいる方にとっては、既知の情報かもしれませんが、FXの世界へ新しく足を踏み入れる方や初心者には特に注意が必要です。FXの取引を行う際の口座は、絶対に自分名義で開設しなければならないというルールが定められています。その理由は、資金の不正利用、いわゆるマネーロンダリングを避けるためです。マネーロンダリングは、犯罪活動などから得られた資金を合法的なものとして隠蔽するための行為を指します。犯罪で得られた収益を、正当な資金源からのものと見せかけるために、偽装や他人の口座を使っての資金移動が行われることがあります。このような資金は、株やFXのような大規模な取引を通じて不正に流用されることがあるのです。このような違法な動きを行ったり、他人名義の口座を利用すると疑われると、その口座は凍結のリスクが高まります。

②FX会社の規定に違反する場合

各FX会社には独自のルールや規約が設けられています。たとえば、公認されているシステムでの取引は許可されている一方で、裁量取引のみを提供する企業では、システムを使った取引は許されていません。このような規約を破る行為があった場合、口座が凍結される可能性が増します。このような高速取引システムは、人の手によるものでは実現不可能な速度での取引が行えるため、不正利用されるケースが時々見られます。

スキャルピングトレードは凍結されやすい?

短時間(数秒~数分)の間に注文、決済を行うスキャルピングトレードでは凍結が起こりやすいという話をよく聞きますね。これは、先程の②で触れたように規約に違反しているシステムの利用などがある、あるいはそういう疑いがある場合によく起こります。それとは別に、実はある理由で凍結が起こる場合があるのです。

DD方式の会社では凍結が起こりやすい?

この事象はかなり高い確率で起こり得ると言われています。まず、DD方式の基本について再確認しましょう。FX会社は、DD方式とNDD方式、この2つの運用方式を持っています。DD方式は、トレーダーの損失が会社の利益となる形式です。この方式にはディーラーが仲介として参加しており、その結果、取引の注文や決済において会社側からの遅延が生じることが考えられます。日本のFX会社では、この方式が主流です。一方、NDD方式はディーラーの介入がなく、トレーダーの注文が直接会社に届く形式です。これにより、より迅速で信頼性のある取引が可能となります。利益の源泉は、スプレッドという手数料から得られるもので、この方式は主に海外のFX会社で採用されています。

では、DD方式を採用している会社で凍結が頻発する原因とは何でしょうか。DD方式の深層を探る必要があります。DD方式においては、ディーラーが中核となる存在です。ディーラーの役割は、トレーダーの注文を市場に代行して流すことです。ただし、トレーダーの指示を直接市場に流しているわけではありません。ディーラーも市場で独自の取引を展開しており、そこでの取引内容は外部から見えにくい状態となっています。ディーラーも経営の継続性を考慮し、利益を追求しています。短期取引、特にスキャルピングのような方法では、ディーラーにとってのリスクが増大します。そのため、DD方式を採用するトレーダーが高額な利益を出すと、一時的に口座が凍結される可能性が考えられます。日本の企業でこのような凍結が発生した事例は少なくありません。

そうした状況を鑑みると、DD方式を選択すべきかどうか疑問に思う方もいるでしょう。実際、日本の企業でもNDD方式を導入する動きが増えてきました。しかし、DD方式には独自の利点、特に狭いスプレッドを提供できる点があります。それにも関わらず、取引の透明性の欠如や期待通りの利益を得られないためにDD方式を避けるトレーダーも多いと言われています。

XMの規定を理解してNDDで挑戦しよう!

公正な取引を求めるならば、NDD方式の業者を選ぶことを強く推奨します。確かにNDD方式ではDD方式と比較してスプレッドがやや広がることがあるものの、市場と直接取引が可能なため、仲介者による不正操作の懸念がなくなります。

もちろん、海外にもDD方式を採用している企業は存在するため、選ぶ際は慎重になる必要があります。例として、レバレッジが1000倍という高さで知られるGEMFOREXは、DD方式を採用しています。この点を鑑みると、NDD方式を採用しつつ他の要点でも評価が高いのはXMと言えるでしょう。

口座が凍結されるリスクを避けるため、XMの各種規定には十分に目を通しておきたいところです。

XMでの注意事項

○一人最大8口座まで開設できるが、複数口座を利用した不正な取引を禁止。
不正な取引とは、

  • 複数口座間の両建て取引(口座①でドル円を売る⇒口座②でドル円を買う)
    ※同一口座での両建てはOK!
  • 他業者との両建て取引の禁止
  • グループ内での両建ての禁止
  • 裁定取引の禁止
  • 接続遅延、エラーの意図的利用の禁止

○ボーナスやポイントの不正取得の禁止
○ゼロカット追証なしを利用した窓トレードの禁止
○ハイレバレッジの経済指標トレードを規制

これらの他にも細かい規定がありますので、うっかり違反しないようにしっかり調べておく必要があります。

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